Human Media Laboratory 中央大学理工学部経営システム工学ヒューマンメディア工学研究室
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研究領域

社会的な目標

オフィスをはじめどのような場所にも情報化の波が押し寄せており、好むと好まざるとに関わりなく誰でもより深く情報環境とかかわらざるを得ない時代となってきました。このような状況にあって、いかなる立場、年齢、状況のユーザに対しても、大量の情報を適切に扱えるよう支援を行い、情報化社会における多様なサービスを享受可能とするユーザ主導型の柔軟な情報システムを開発します。また、社会構造の変化や環境の複雑化、価値観の多様化にともなって、大量の情報を直感的に把握・理解し、かつ個人の感性に合わせて処理する情報費境を整えること、さらにはこのような情報技術を通じて生産性を向上させることは、21世紀の日本社会を構築する上で必要です。(これは国の大きな政策目標の一つである「IT革命」の目的の一つでもあります。)

技術的な目標

ヒューマンメディア技術は、知識メディア技術、感性メディア技術、仮想メディア技術の高度化を通じて融合化することを目標としています。

サマリー

ヒューマンメディア技術は、人間と人間、人間と機械の間の情報授受に注目し、情報処理の専門家でない誰でもが自由に体感的に情報基盤を利用できるようにするための技術です。すなわち、人間が五感に直接感じることができ、人間の感覚的・感性的な意図も自然に伝えられるようなメディア技術。また、ヒューマンメディア情報環境は、人間と一体感のあるマルチメディア情報環境を意味し、マルチメディア情報を用いて個人の持つ感性や知識などの主観的情報をも取り扱え、知的活動や生活文化の向上に役立つ様々な情報資源を誰でもが容易に利用できるような、 21世紀の高度情報化社会に相応しい情報環境です。

知識メディア技術

人間の知識を能動的にサポートし増幅するメディアとして、多様な文脈や背景のもとで人間に判りやすい意味を持った情報として解釈し共有するための、マルチメディア情報のモデル利用技術、生成・加工技術、データべ-ス化技術、内容検索技術、またそれらをシステム化する技術を開発します。

感性メディア技術

感受性、嗜好性等の人間の感性を扱うメディアとして、利用者の感性的な解釈の違いを計測・分析・モデル化する感性モデル化技術、利用者α感性モデルの共用・再利用を可能にする感性モデルのデータべ-ス化技術、利用者の感性からマルチメディア情報を分類・整理するデータべ-ス化技術、感性的な内容に基づいてマルチメディア情報を検索する感性検索技術、利用者の感性に適合した表現を生成するための感性適応化技術を開発します。

仮想メディア技術

五感を中心とした感覚等を扱うメディアとして、マルチメディア情報をシームレスに統合し、仮想空間を構成して提示する技術、利用者のパーソナル、グループ、コミュニティ等の知的活動空間をシームレスに統合する仮想空間共有・利用技術、空間的に離れた利用者が知的活動の空間を共有し、また共同作業出来るようにするための技術を開発します。

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