「GIRL'S DAY!!」開催に際し、中央大学理工学部・理工学研究科の取組として2006(平成18)年度文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に選定された『産学連携教育による女性研究者・技術者育成』プログラム作成の経緯と理工系女子学生および研究者の現状に関して説明をいただきました。
「資生堂研究スタッフの課外授業」と題し、資生堂会社案内DVD上映(約3分)、自己紹介の後、ご自身の体験を基に、理工系進学の決め手についてお話しいただきました。
また、自らの経験にも照らし合わせ、独立行政法人科学技術振興機構(JST)事業である「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」について紹介していただきました。
さらに、ご自身の現在の研究内容や勤務する(株)資生堂の女性研究員に対する支援状況や、数多くの女性研究者が結婚・出産後も第一線で活躍している実例をご紹介いただき、参加者の将来に対する展望の一端を垣間見ることができました。
「これが、理工系女子の生きる道」と題し、女性の理工系出身者に向く職種(シンクタンク・商品開発・コンサルタント・金融など)の紹介と就職事情に関してお話しいただきました。
理系出身者の特徴として、「なぜ?」「どうして?」などの問題意識を抱きやすい点を強調し、1986年の男女雇用機会均等法以来、女性の社会進出が活発になったが、元来、研究者は、男女差別が少なく、結婚・出産と仕事の両立を考え、実践するケースが多いことをお話しいただきました。専門性を持ち、主体的にしなやかに、したたかに生きてほしいとエールを送っていただきました。
「中央大学理工学部『WISE』って?」と題し、中央大学理工学部・理工学研究科において、推進されている『産学連携教育による女性研究者・技術者育成プログラム』の内容説明と、理工系を目指す女子高生に、進学へ向けて必要となる意気込みに関して、お話しいただきました。
中央大学理工学部の『WISE』は、理工系専門職として生涯活躍できる女性の育成を目指したものであり、長期的なビジョンとチャレンジ精神を持つ理工系女性を支援するプログラムであると説明をいただきました。
講演会終了後は、会場を移し、「理工系の世界、まるかじり 〜ティーパーティー・ロールモデル懇談会」を開催しました。中央大学理工学部・理工学研究科生、および現役教員2名が、中央大学理工学部の学科・研究科ごとのテーブルに就き、参加者と研究内容・学生生活などに関し、自由に語り合える場を提供しました。また、数学・理科(物理・化学)の学習法相談コーナーも設置し、参加者の相談を受けました。
ティーパーティーの会場では、アンケートにお答えいただきました。第1部については、「資生堂の方の話を聞けて、『こういう道もあるんだなぁ』と思いました。」,「いろいろなことが聞けて、とてもいい経験になりました。将来について決めることができそうです。」,「理系女子の将来におけるメリット、そして人のためになる将来が待っていることを知ることができて、とても良い日になりました。」、第2部については、「優しくて面白い先輩がたくさんいてすごくよかったです。」,「興味のある学科の方ととお話ができてよかった。今日来てよかったです。」,「たくさんのお話とお菓子、ごちそうさまでした。」,「優しい大学生の方がいて、いっぱい迷惑かけたかも…汗、楽しかった。」といった感想を、たくさんいただきました。
アンケートの集計結果は以下の通りです。(有効回答数112)
アンケートに回答していただいた方の内訳です。
お時間の都合でティーパーティーには参加せず、アンケートだけお答えいただいた方も含まれているため、「ティーパーティについて」は無回答の方が多くなっています。お子様とご参加いただいた保護者の方にはあまりご回答いただけなかったようです。すべての参加者の方に満足していただけたわけではないようですが、大多数の方は、講演者の方々のお話やティーパーティーで大学生との対話を通じて、何かを得ていただけたようです。
中央大学理工学部では、今回のようなシンポジウムのほか、女性のロールモデルの講演を中心とした「理工系女子学生のためのキャリアアップセミナー」や、女子学生限定の会社見学、そして企業で働く現役の女性を中心に構成する授業などを通して、今後も女性研究者・技術者に接する機会を提供していきます。
第二回目となった『理工系女子学生応援プログラムシンポジウム』は、2008年3月20日(木・祝)13時より中央大学後楽園キャンパスにて、『GIRL'S DAY!! 〜女子高生のための理工系進学まるかじり』と題して開催されました。当日は、強い雨と風が吹き荒れる悪天候にもかかわらず、200名を超える高校生と保護者の方および大学生の皆さんにご参加いただきました。